2015年8月23日日曜日

チーズ【チーズという名のもとに】



ハイ チーズ! パシャリ!







毎日美味しいチーズが食べられて幸せね!




明日もたくさんチーズを食べましょう。
おやすみなさい。









大変!



チーズが全てなくなってしまったわ!



いったい誰が持って行ってしまったの。



ねずみのチーズ

「僕たちは、
なくなったチーズの行き先を考えるより、
新しいチーズを探しに出かけなきゃ!」




小人

「チーズがどうなったかを分析する方が大切よ!
それにこの部屋の外はラビリンスなのよ!
危ないわ。」



ねずみのチーズ

「小人さん。
僕は新しいチーズを探しに行くよ。」



あの甲冑大丈夫かな?












大丈夫みたい。






ダイヤのマークだ。
探索はここまででまた明日にしよう。







〝小人さんへ。

今日はラビリンスで甲冑と
ダイヤのマークを見つけたよ。
甲冑は動かないから大丈夫だよ。

ねずみのチーズより”










今日はクラブのマークだ。





あれ、この匂い、
もっと奥まで進んでみよう。




チーズだ!






でも、これだけじゃ足りないな…。





“小人さんへ

今日は少しのチーズを見つけました。
少ないけど食べて下さい。

小人さんも部屋の外へ出てみようよ。

ねずみのチーズより”













今日はスペードだ。



“小人さんへ

今日はスペードのマークを見つけました。
明日はスペードの奥の扉を開けてみようと思います。

かなりラビリンスの奥になるので、
もうここへは帰って来ないかも知れません。





小人さん、この部屋にいても
チーズは戻って来ないよ。


部屋を出てみようよ。




ねずみのチーズより”














ハートだ!



チーズがたくさん!





小人さん。

僕も、ラビリンスへ出るのは怖かったよ。
でも、部屋に居続けて
お腹が空いたままなのも怖かったんだ。




もしかしたら、
部屋に残ったまままの方が
安全だった場合もあるけれど、
このままだと小人さんのお腹が心配だよ。





勇気を出して
部屋から出て欲しいな。











参考図書…チーズはどこへ消えた?
/著者 スペンサー・ジョンソン